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みき訪問マッサージブログ CONTENTS

~制度理解と現場連携に役立つ基礎知識~

ケアマネージャー様へ:訪問鍼灸マッサージでできること・できないこと

目次
1.訪問鍼灸マッサージとは?介護保険との違い

2.訪問鍼灸マッサージで「できること」

3.訪問鍼灸マッサージで「できないこと」

4.ケアマネージャー様との連携ポイントと導入事例

1. 訪問鍼灸マッサージとは?介護保険との違い

訪問鍼灸マッサージは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師といった国家資格者が、
歩行困難な方のご自宅や施設を訪問して行う医療サービスです。
健康保険(医療保険)を使って提供されるため、介護保険とは別枠で利用できます。

主な利用対象
・脳梗塞・パーキンソン病などの後遺症がある方

・関節拘縮や麻痺によって通院困難な方

・自力通院が困難な要介護高齢者

※介護保険のケアプランを圧迫せずに併用できる点が、
ケアマネージャー様にとってのメリットです。

2. 訪問鍼灸マッサージで「できること」

訪問鍼灸マッサージは、機能維持・二次障害予防・疼痛緩和を目的とした
医療的アプローチが中心です。

【施術による身体的アプローチ】
・関節拘縮の緩和

・筋緊張の改善、痙縮のコントロール

・麻痺部位の感覚刺激、神経促通

・慢性疼痛(腰痛・肩痛・神経痛など)の軽減

・血流・リンパの流れ促進による浮腫・冷えの改善

【鍼灸特有のアプローチ】
・自律神経調整(不眠、便秘、食欲不振などへの効果)

・内臓機能の改善を促す経絡刺激

・筋肉の深層部への直接刺激

【間接的な生活機能支援】
・ベッド上での体位変換が楽になる

・トイレや食事動作の補助力維持

・通所への移行準備や退院後の在宅定着支援

3. 訪問鍼灸マッサージで「できないこと」

一方で、医療保険の枠内での提供であるため、
訪問鍼灸マッサージには明確な「できないこと」も存在します。

【制度上できないこと】
・入浴介助、排泄介助、食事介助などの生活援助行為

・リラクゼーション目的のマッサージ

・心理的カウンセリングや指導(専門領域外)

【医療制度上の制限】
・医師の「同意書」がない状態での保険適用

・急性疾患(発熱・感染症など)のある方への施術

・軽度の肩こり・疲労回復などの症状

「生活支援ではなく、機能維持・医療的ケアに特化したサービス」であることが重要なポイントです。

4. ケアマネージャー様との連携ポイントと導入事例

【連携のメリット】
・医療保険を使うため、介護保険サービスとのバランス調整がしやすい

・報告書・状態記録などにより、ご本人の変化を把握しやすくなる

・利用者や家族の「QOL向上」と「在宅維持」が可能に

【導入前後の違い(事例)】
80代/パーキンソン病・要介護4/施設在住
→ 週2回訪問鍼灸マッサージ導入

・食事中の前傾姿勢が改善

・トイレ動作の自立度向上

・便秘と夜間頻尿が軽減し、睡眠の質向上

【連携時のポイント】
・「同意書取得」の流れを把握しておくとご利用者様に提案しやすい

・利用者やご家族の関心が高まっている段階での紹介が効果的

・他サービス(訪問看護・リハビリ)との役割の違い

まとめ

訪問鍼灸マッサージは、医療保険で受けられる「在宅での機能維持支援」として、
ケアマネージャー様の業務と非常に相性のよいサービスです。

・介護保険と併用できる

・医師の同意のもと、安心して導入できる

・リハビリの空白時間を補完できる

これからの高齢者支援において、「医療×介護の連携」はますます重要になります。
その一つとして、訪問鍼灸マッサージの活用をぜひご検討ください。

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ケアマネジャー様向け説明会や同行訪問も可能です。