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みき訪問マッサージブログ CONTENTS

~混同しがちな2つのサービスの役割と選び方~

訪問鍼灸マッサージとデイサービスの違いをわかりやすく解説
~混同しがちな2つのサービスの役割と選び方~

目次
1.訪問鍼灸マッサージとは?

2.デイサービスとは?

3.5つの視点で比較|目的・内容・対象者・費用・制度

4.上手な使い分けと併用のポイント

1. 訪問鍼灸マッサージとは?

訪問鍼灸マッサージは、国家資格を持つ施術者(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)が
ご自宅や施設に伺い、医療保険を使って施術を行う在宅医療サービスです。

主な特徴
・対象者:歩行困難などで通院できない方

・内容:関節拘縮・麻痺・慢性疼痛などへの施術(鍼・灸・マッサージ)

・頻度:週1~3回程度(個別の状況に応じて調整)

・保険:健康保険(医師の同意書が必要)が適用

目的は、「機能維持・痛みの緩和・QOL向上」。
寝たきり予防やリハビリの補完として活用されます。

2. デイサービスとは?

デイサービスは、要介護・要支援の高齢者が日中に施設へ通い、
入浴・食事・レクリエーション・機能訓練などの支援を受ける介護保険サービスです。

主な特徴
・対象者:要支援1以上または要介護認定を受けた方

・内容:日常生活支援+軽度の機能訓練

・頻度:週1~5回程度(ケアプランにより異なる)

・保険:介護保険を使用(ケアマネジャーのケアプランに基づく)

目的は、「介護予防・社会参加・家族のレスパイト」であり、
医学的な治療ではなく、生活機能全体を支えることが中心です。

3. 5つの視点で比較|目的・内容・対象者・費用・制度

比較項目   訪問鍼灸マッサージ         デイサービス

目的    医療的ケア(機能改善・疼痛緩和)    生活支援・介護予防・交流促進
内容     鍼灸・マッサージ・可動域訓練     入浴・食事・レク・軽運動
対象者   医師の同意+通院困難な方       要支援1~要介護5
費用     医療保険適用(1回300~500円程度)   介護保険負担(1~3割)
利用場所   利用者の自宅または施設内      デイサービス事業所への通所

4. 上手な使い分けと併用のポイント

どちらか一方だけを選ぶ必要はなく、目的に応じて併用することが可能です。実際には、次のようなケースが多く見られます。

併用の実例
・デイサービス:週2回(生活リズム・入浴支援)

・訪問鍼灸マッサージ:週2回(関節拘縮予防・痛みの緩和)

導入のポイント
・鍼灸マッサージは医療保険のため、ケアプランの枠を圧迫しない

・動きが悪くなった利用者に対し、「通所前の準備」として訪問鍼灸を導入することで、デイの参加意欲が高まるケースも

ご家族・ケアマネへのアドバイス
・「通所に行けない日はどうしてる?」という問いかけからニーズを拾う

・「痛み」や「動きづらさ」がある方には、医師の同意書を取り鍼灸マッサージ導入を検討

まとめ

訪問鍼灸マッサージとデイサービスは、目的や制度が異なりますが、どちらも在宅療養生活を支える大切なサービスです。

要点まとめ
◎痛み・麻痺などの医療的ケア → 訪問鍼灸マッサージ(医療保険)
◎入浴・食事・交流・介護支援 → デイサービス(介護保険)

それぞれの役割を理解し、状態や生活環境に応じて上手に使い分けることが、
利用者本人とご家族の安心・自立につながります。

当院では、訪問鍼灸マッサージの無料体験・医師同意書取得のサポートも行っております。
気になる方はお気軽にご相談ください。